ペットボトルのなかのお水は殺菌処理されているのか

水道水は塩素殺菌されたお水です。ではペットボトルで販売されているミネラルウォーターは、なにかの殺菌処理が施されているのでしょうか。

一般に、ペットボトル入りの国産ミネラルウォーターは殺菌されたものです。殺菌方法はさまざまで、ろ過などの処理をしたのちに、加熱やオゾンによる殺菌が行われています。それに対し、ヨーロッパ産のミネラルウォーターは殺菌処理がされていません。ある程度の処理を行っているものが日本産、あくまでもナチュラルにこだわっているのがヨーロッパ産だと考えればいいでしょう。

ある程度の殺菌がされているとはいえ、国産のミネラルウォーターも無菌ではありません。ペットボトルを一度開けたら、できるだけ早くお水は飲みきる必要があります。水道水ほど念入りに殺菌処理をされていないので、時間がたつとペットボトルのなかのお水にも雑菌が繁殖することがあるからです。

健康被害がおこるほどではなくても、雑菌が繁殖するとミネラルウォーターの風味が落ちることがあります。ペットボトルを開封したら、夏場はできるだけ早く飲みきること、直射日光のあたる場所は避け、冷蔵庫などで保管することなどが大切です。

どこまでもナチュラルにこだわる人以外は、水道水を適度に利用してもいいかもしれません。殺菌処理を念入りに施された水道水は、ペットボトルのお水よりも腐りにくい、ある意味とても安全なお水だからです。

日本の水道法の基準は世界基準でみても厳しいものです。この検査をクリアして配給される日本の水道水は、細菌がもっとも繁殖しにくいお水だといえます。安心を第一に考えるのであれば、ナチュラルさをある程度犠牲にして、水道水を積極的に利用してもいいのかもしれません。

ただ夏場は水道水の臭いの強さが気になったり、カルキ臭ががまんできなかったりする人がいることも事実です。つまりいくら安全であっても、水道水はおいしくないというわけです。

お水に安全と同時においしさも求める人は、ペットボトルのお水を必要に応じて利用すればいいと思います。ただ健康と安心のために、保管には十分に気をつけるべきです。とくに温度に気をつけて、雑菌が繁殖しないようにくれぐれも気をつけましょう。