ペットボトルの水は永遠に飲めるのか

ペットボトルに入っているミネラルウォーターは、けっして腐ることはないのでしょうか。水だって腐ることはありますが、それはつねに外気にさらされているお水のこと。雑菌に触れる機会のないペットボトルのなかでは、お水は腐らないと一般に考えられています。

ただ販売されているミネラルウォーターのペットボトルをよく見ると、賞味期限が書いてあることがあります。日付は使用期限ではなく、あくまで賞味期限なのですね。つまりおいしく飲める期間をメーカーは設定しているわけです。腐って品質が劣化することはないけれど、ミネラルウォーターをおいしく飲むには、この日付までに消費してくださいねということでしょう。

メーカーによって賞味期限の設定は違うようですが、ボトル詰めからだいたい2年を賞味期限として設定することが多いです。

腐るわけではないのに、ある時期を過ぎるとペットボトル内のお水はなぜまずくなるのでしょうか。

大きな理由として、ペットボトルの性質があげられます。プラスチック製のペットボトルは、意外にも周囲の匂いを吸着しやすい素材なのです。強い臭いのする場所にペットボトルを保管していると、プラスチック素材に少しずつ臭いが移ります。2年以上たつと、なかのミネラルウォーターにもその臭いが移ってしまって、水の本来の味が損なわれるのだそうです。

品質には問題はないけれど、おいしく飲みたければ、ペットボトルのお水もなるべく早く飲むほうがいいといえそうです。

またペットボトルは完全に密封された容器ではありません。ごく小さなすき間があります。そのためなかのお水も、長い時間がたつと少しずつ蒸発していきます。日本には計量法があり、容量の2%が減った飲料は販売できないと定められています。

おそらく2年もたてば、2%近くの水がペットボトルから減ることがあるのではないでしょうか。計量法のことも考えて、メーカーでは消費期限という形で、できるだけ早く飲んでくださいとアピールしているのだと思います。

消費者にとってもメーカーにとっても、ペットボトル入りのミネラルウォーターは早めに飲むほうがいいのはまちがいないようです。