ペットボトルを買うときに確認したいお水の硬度

ペットボトルを常備している人は、そのお水のどんなところが気にいっているのでしょうか。たいていの人にとって、ペットボトルのお水はより安全で健康にもいいという印象をもっていることがその理由のようです。

原発事故以来、放射能物質が飲み水に入っていないかと心配する人も増えました。こうした人たちのニーズにペットボトルのお水はよく合っています。赤ちゃんの粉ミルクを溶くために、ペットボトルのお水を欠かさず買うようにしている家庭もあるでしょう。野菜を洗うときですら、ペットボトルのお水を使う人もいるほどです。

ですがペットボトルを購入するときに、そのお水の硬度を確認している人はあまりいません。硬度とは、お水に含まれるミネラル分の高さを示す数値です。ミネラル含有量が多いお水は、硬度の数値が高く、一般に硬水とよばれます。それに対し、ミネラルをあまり含まないお水は、硬度の低い軟水とよばれます。

日本で採取されるお水のほとんどは軟水です。国内の水源を使っているメーカーのペットボトルのお水も、ほぼすべて軟水です。

それに対しヨーロッパなどの外国から輸入されるペットボトルのお水は、ミネラルの多い硬水であることが多いです。カルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラル分を豊富に含むため、外国産のこうしたお水を好んで飲む人は少なくありません。豊富なミネラルが健康と美容にいい作用をもたらすと考えられるからです。便秘が解消する、ダイエットにいいという口コミもよく聞きます。

ただ硬度の高いミネラルウォーターを毎日飲んでいる人は注意も必要です。適度なミネラルはたしかにからだにいいのですが、採りすぎは腎臓などの臓器に負担をかけることがあるからです。心臓疾患のある人などは、カリウムの摂取はできるだけ控えなければいけません。硬水のミネラルウォーターを継続して飲むことを考えるまえに、自分の健康状態をしっかりチェックしておくほうが安全です。

それに多量のミネラルは、臓器の未発達な子どもには不向きです。ペットボトル入りの硬水をみんなで飲んでいる家庭、外国産のお水を料理に使っている家庭の主婦の方には、そのお水の硬度を見直していただきたいと思います。

ペットボトルのミネラルウォーターをどうしても使うときには、できるだけ国産のもの、しかも硬度の低い軟水の製品を選ぶほうが安全なのではないでしょうか。